特集 ガン対策の現状
ガンの看護をする中から—内科
安部 ユキノ
1
1国立がんセンター内科
pp.14-15
発行日 1963年11月10日
Published Date 1963/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202963
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■手遅れの人が多い入院患者
国立がんセンターが発足してわずか1年あまりの短い期間に,死に面した数多くの患者さんを看護してまいりました実状をお伝えし,ご参考になればと思います.
一口にガンと申しましても,内科病棟に入院する患者のほとんどが手遅れで手術不適応であること,再発であること,また放射線の治療すらできない状態で,わずかながら望みのもてる化学療法(マイトマイシンC,トヨマイシン,マーフィリンなど)がされています.
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