特集 訪問記録—そのあり方をめぐつて
個人記録票の改善について
静岡県国保保健婦会記録研究委員一同
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1静岡県国保保健婦会記録研究会
pp.25-30
発行日 1962年7月10日
Published Date 1962/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202609
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1.はじめに
記録は私達の足跡を残すためにも,業務の評価をするためにも大切なことはいうまでもありません.そこでその様式については今まで度々研究をされましたのですが,総合的に考えないで,訪問票の様式検診票,各台帳,家庭調査票といつたように1つ1つについてバラバラに検討されるという欠点がありました.本県でもこの研究が始められた頃は訪問記録は訪問票に,検診記録は検診票に,対象者の把握は各台帳に連名で書く,と言うように働きかけの方法別にそれぞれ記録され,それが検討されるでもなく,単に書くだけで終つていました.
そこで,活用できる記録の方法をとりたいものと,34年に研究委員を編成し,第1段階,第2段階と目的をもつて研究を続け現在にいたりました.以下順を追つて研究の経過を記してみます.
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