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保健所長の立場から保健婦業務を評価する
山本 章
1
1東京都渋谷保健所
pp.11-14
発行日 1960年8月10日
Published Date 1960/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202142
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保健所業務の全体から採点すれば,90点も95点もさしあげられるが,地区の人々のために,さらに一層の向上が必要であると説く,保健所長の強い希望と願いとは—
「和子ちやんはその後いかがですか」「ありがとうございます,おかげさまで大変よくなりました」「病気になつたときはびつくりされたでしよう」「ええ本当にあわててしまいました」「別に悪いものは食べなかつたんでしようにねえ」「こんな暮しはしておりますが,食べ物だけは気をつけていたんですよ」「和子ちやん元気なときは何でもよく食べたんですか」「ええ,何でも食べましたが,魚だけはどうしても好きになれなかつたようです」「いつも何ばい位ごはんをたべますか」「朝は2杯,夜は3杯位たべますが,昼は何ぱいといってもおうどんですから……」「うどんやパンは1日1回位はいいし,ごはんにもお麦を入れるといいのですがねえ」「ええそう思いまして,家でも毎回3割位は麦を入れております……」
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