座談会
国保保健婦の仂き方(上)—公衆衛生の根本にさかのぼつて
石垣 純二
,
大阪 多恵子
1
,
小林 富美栄
2
,
館林 宣夫
1
,
橋本 道夫
3
,
米山 静江
4
1厚生省医療課
2厚生省医事課
3厚生省保健所課
4千葉県木更津市市役所
pp.28-42
発行日 1960年1月10日
Published Date 1960/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202005
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医療費と公衆衛生的ニードの間にはさまれて,国保の保健婦は一体どのように働いたらいいのか.保健所とはどういう形で協力しあつたらいいのか.母子衛生は?……現在国保の保健婦は背負いきれない問題を背負つている.「銭勘定のあう仕事をしなさい」と館林課長は発言した.けれどそれでいいのか.
館林課長の発言の真相はもつと根深いところにあるようだ.とにかく公衆衛生のあり方にさかのぼつて,国保の問題を考えなければならないだろう.今月と来月,行政関係者におあつまりいただいて,この問題を探究して見よう.
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