連載 『保健婦雑誌』52年の軌跡から・1【新連載】
昭和に活躍した保健婦―消えていった開拓保健婦・公衆衛生看護婦・国保保健婦
中野 潤子
1
1青梅市福祉部健康課
pp.770-775
発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662100139
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連載を始めるにあたって
本誌は1951年に創刊されました。この半世紀,保健師とともに歩んできたことになります。いま日本はかつて経験したことのない本格的な少子高齢社会を迎えようとしており,保健福祉政策の転換とともに保健師の役割も変化しつつあります。そこで『保健婦雑誌』の52年の軌跡をたどって,保健師活動の原点から今後のあるべき姿を探ってみることは意義あることと思い“『保健婦雑誌』研究を連載として始めることにしました。本連載ではいろいろな視点で『保健婦雑誌』の記事にスポットをあてて,保健師活動あるいは保健師像を浮き彫りにしてもらいます。第1回の今回は地域性の強い活動ではあるものの,時代の要請に応えた“開拓保健婦・公衆衛生看護婦・国保看護婦”らの活躍をみていきます。2回目は“女性雑誌として眺めた保健婦雑誌”,以後,地域精神保健活動,事業所保健師の活動,住民組織との協働,家庭訪問,保健師教育(順不同)とテーマごとに筆者もかわる予定です。<『保健婦雑誌』編集室>
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