読者からの手紙
わかつてもらえる喜び
清水 博子
1
1長野県立保健婦専門学院
pp.9
発行日 1960年1月10日
Published Date 1960/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201997
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保健所実習が始まつて3週間,結核患者の家で玄関ばらいに合い泣きべそをかき,安静度3度の患者の家で"生活保護のお金でどうやつて暮したら良いのでしようか.寝ていなくてはと思いながらも,働かなければ……"と訴えられ,かえす言葉もなく,すごすごと帰つて来た私.こんな難しい職業を何故選んでしまつたのかしらとつい弱音をはきはじめていたこの頃「本を読む母親の全国大会」が9月20日長野市で開かれました.
一昨年信濃毎日に連載されていたひまわりさんを読んで一度由起しげ子先生にお逢いしたいと思つていた私は締切をすぎていたこの会に,新井先生にお願いして由起先生の部会に出席させて頂くことが出来ました.
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