座談会
保健婦を妻に持てば
石垣 純二
,
菊間 為武
1
,
坂本 尚
2
,
田谷 昭一
3
,
真子 国勝
4
1溝ノ口郵便局
2農山漁村文化協会
3東京都本所保健所
4大成建設株式会社
pp.28-40
発行日 1958年11月10日
Published Date 1958/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201756
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◆保健婦のものの考え方が気にいつて……
石垣 本日はお忙しいところをお出頂きまして,有難うございました.この雑誌は昨年まで創刊以来編集委員をしておりまして,未だ曾つてこういう機会にぶつかつたことがない非常に奇妙な座談会をいたすことになりました."保健婦を妻に持てば"こういう座談会ですから,珍しい座談会であります.お婦りになりましたら今月号の"生活を豊かにしましよう"を御覧頂きたいのです.この中に田谷さんの奥さんが気焔をあげておられます.その裏はらをやるわけで,多少にがいことも言つて頂いた方がいいと思います.御承知と思いますが,保健婦というのは既婚率が低いので,今40%,助産婦は9割です.私共保健婦業務の院外団といたしましても,なるべく沢山の保健婦さんが結婚して頂き,腰をすえて保健婦業務にLife Workとして突込んで頂きたい,そういう意味で座談会をしておりますので,保健婦がこんな良いものならば,私も結婚しようという気持が結論として出るといいと思います.そこで最初に一つ保健婦さんであるということで,お話の進行中,或は恋愛進行中において拘泥なさいましたかどうか,多少そういうところにこだわられたところがあるかどうか,という体験から伺つてみますか.一つ坂本さんは大先輩のようですから(笑),その辺から一つ.
坂本 結婚する前は保健婦さんは知りませんでしたからね.
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