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不妊の妻に社会的な圧力,子どもを持つ意味は?
根本 悦子
1
1出会いの医療をつくる会
pp.604-605
発行日 1993年8月25日
Published Date 1993/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900847
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産まなければならないという世間体
4月30日に鳥取市の産婦人科医院で生後3日の赤ちゃんが誘拐された事件は,不妊に悩む夫婦が犯人だった。6月5日に無事保護されたときには,赤ちゃんは誘拐時の1.5倍の体重で,ツメもきちんと切られ大事に育てられた跡があったという。
容疑者夫婦の妻は今年の春ごろからマタニティ服姿の大きなおなかで外出し,会う人ごとに「大阪で出産する」と話し,妊娠を装っていたようだ。
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