口絵
平和への道—原子力平和利用博覧会より
pp.1-4
発行日 1956年3月10日
Published Date 1956/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201128
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世界は,いまや原子力時代の夜明けを迎え,日本にも次第に原子炉の火が燃えはじめる日が近ずいている.ラジオアイソトープだとか,原子炉だとか重水だとか云つた言葉を毎日の様に耳や目にする今日,この原子力平和利用博覧会はあらゆる人々のために,より豊かな明日を期待させ,原子力の役割を伝えるために開催されたものである.
原子力を平和へ--私達日本人が常に念願しているこの事は,もはや夢でなく,医療に農業に,工業に,発電にと無限の応用分野を持ち,原子力を意のままに駆使する輝しい20世紀の後半が目の前に開けているのである.
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