2頁の知識
モニリア症
北本 治
1
,
上塚 昭
1傳染病研究所附属病院
pp.36-37
発行日 1954年5月10日
Published Date 1954/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200733
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最近モニリア症と云う病名が屡々聞かれるが,決して新しい病気ではなく1839年ランゲンベツクが鵝口瘡の病巣からモニリア(学名カンディダ)と呼ぶ眞菌類(細菌類に対しかび,酵母等を含む類)に属する酵母状菌を證明して以来モニリア症(モニリアジス)と云う名で知られ,日本ではドイツ名を訳して鵝口瘡と呼んで来たが,最近モニリア症が世界的に新しい見地で注目されて来たので,モニリアと云う名が一般化するようになつた.
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