研究報告
野谷村における男女別冬期農閑期労働時間調査について
小河 等隆
,
戸井 栄
pp.30-34
発行日 1952年6月10日
Published Date 1952/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200296
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農村に於て主婦の24時間はどの樣に使われているでしようか,農村の婦人は家事労傾に追われている上に男性に伍して農業に従事するので相当の過労となり従つて睡眠時間の不定ひいては健康問題にも関係する事大なるものがあると思います。
婦人は一日中家事労働農業労働に追われているばかりでなく修養,休息,読書等の時間も持ちたい,又社会人としての使命と責任を果す為に働く時間も作りたいと希望いたして居ります。そこで婦人の労働時間を根本的に分析してこそ始めてその欠点もはつきりと出て来るのではないかと考えまして公民館の生活科学部その他の御協力を得まして,この生活時間調査を開始いたしました。
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