臨床化学分析談話会より・56
第4回冬期セミナー
野本 昭三
pp.534
発行日 1978年5月15日
Published Date 1978/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914749
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臨床化学分析談話会の主催による冬期セミナーも,の幌,蔵王,新潟に続いて第4回目が1978年2月12日から14日まで,長野県の乗鞍高原で開催された.前年暮れから新年にかけてほとんど雪が降らず,その後も例年にない暖冬で,事務局の一員としては毎日雪ごいをしたい気持で準備作業を続けていたが,1月下旬から少しずつ雪が積もり始め,2月1日ころにはついに150cmに達し,世話係の信州大中検一同もようやくほっとした.ちょうどセミナーが始まる前日に当たる11日が祭日であったために,この日朝7時に宿舎入りして宿の主をびっくりさせた夜行列車組と,夕方最終便で着かれた北海道からの4名を合わせて合計31名が11日の夕食後"あづみ荘"のセミナールームに集まって,期せずして前夜祭と言える自由形式のセミナーが開かれた.この日の司会は,ごく自然に,冬期セミナーの生みの親である佐々木禎一助教授にお願いする形になり,冬期セミナーにふさわしい有意義な話題が続々と引き出された.
翌12日,朝の気温零下7℃,晴れ時々曇りでこのセミナーにふさわしい天候に恵まれ,午後3時のセミナー開始までに,特別講演のためにおいでいただいた右田俊介教授をはじめとして77名があづみ荘のセミナールームに参集した.流感などやむを得ない事情で欠席されたのは,特別講演をお願いしてあった松田重三先生と,第2日目の司会をお願してあった丹羽正治教授他1名であった.
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