2頁の知識
オーレオマイシン―Aureomycin
大鈴 弘文
pp.26-27
発行日 1952年1月10日
Published Date 1952/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200214
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1.オーレオマイシンは通常内服で與えます。ストレプトマイシン,ペニシリンは時には内服させますが原則的には筋肉注射ですし,1日數回にもわけて注射する必要があるときは随分面倒な感がしますが,内服は極めて簡單です。嘔吐があつたり意識が溷濁して内服不可能の人に對する注射藥もできています。
2.結核に對してストレプトマイシンを長く使用すると,ストレプトマイシンに抵抗する菌がみられます。かかる結核に對してはストレプトマイシンの効果がなくなります。オーレオマイシンは幾日續けても耐性のある病原體を生じません。
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