学生の広場
看護学生の精神障害者に対するイメージとその関連要因について
鶴田 恭子
1
1藤沢市立看護専門学校
pp.273-277
発行日 1989年3月1日
Published Date 1989/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923197
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はじめに
昭和63年9月26日,精神衛生法が22年ぶりに抜本改正されて「精神保健法」と名称が変わり,国民の理解,退院と社会復帰の促進,患者の人権が明記されるようになった.しかし,現実的には世間の精神障害者に対する理解は,まだ十分であるとは言い切れない.
私自身に関して言えば,私は精神科看護実習が始まる前までは精神障害者に対し,「危険人物」「頭がおかしい人」といった否定的なイメージを抱いていた.しかし,実習を通して彼らと接触していくうちに,自分自身が偏見を持って彼らをみていたことに気づき,否定的なイメージが徐々に軽減していった.
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