ベッドサイドの看護
糖原病を合併したファンコニー症候群患児の看護
鎌田 玲子
1
,
高山 光子
2
,
黒沼 忠由樹
3
,
永田 紀四郎
4
1国立療養所岩木病院
2国立療養所岩木病院
3国立療養所岩木病院小児科
4弘前大学医学部小児科
pp.535-538
発行日 1983年5月1日
Published Date 1983/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922946
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はじめに
ドゥブレードゥトゥニファンコニー症候群(以下,ファンコニー症候群と略す)は,近位尿細管機能不全により,代謝性アシドーシス,糖尿,タンパク尿,リン酸塩尿,アミノ酸尿を認め,発育障害や重症くる病を示す常染色体性劣性遺伝性疾患である.今回同じく劣性遺伝で,グリコーゲン代謝異常疾患の1つである糖原病IV型を合併したファンコニー症候群患児の看護を体験した.看護にあたって,我々はいくつかの工夫をこらし,良好な成績を得たので報告する.
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