プロフィル
〈奥瀬キス〉障害者の民間ホームを運営—「この人たちから教えられることの多い毎日です」
真
pp.945
発行日 1981年8月1日
Published Date 1981/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922798
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タヌキやツボの焼き物など、陶器で知られる信楽町は、人口一万三千人、京都府と奈良県の境にある山合いの小さな町。この町には、「信楽学園」と「信楽青年寮」の二つの知恵遅れの人たちの授産施設があり、この人たちの自立を目指して、地域や職場でも積極的な受け入れと支援が根づいている。
奥瀬さんは、信楽青年寮に寮母として勤めていた昭和三九(一九六四)年に、池田太郎信楽青年寮長の要請で、“卒業”した人たちの民間ホームをボランティアで始めた。現在は長男の幸治さん、美智子さん夫妻にバトンタッチしており、親子二代にわたって彼らと生活を共にしてきている。
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