特集 飲酒習慣の害
飲酒習慣と病気
石井 裕正
1
,
宮本 京
1
1慶応義塾大学医学部内科
pp.272-278
発行日 1981年3月1日
Published Date 1981/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922733
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はじめに
アルコール消費量の著しい増加と相まって,我が国ではアルコール中毒者およびその危険性のある大量飲酒者の数が年々増加の一途をたどっており,現在,その数は150万人以上と推定されている.それと同時に,肝臓をはじめとするアルコールによる臓器障害も著増している.このような患者を少しでも減らすためには,まず私たち医療従事者がアルコールによる病気についての正しい知識をもって患者を正しく指導する必要がある.
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