特集 外来通院患者に行う検査,計画的にきちんと実施できていますか?
個別疾患・生活習慣編
習慣的に飲酒する患者に対するスクリーニング
横山 顕
1
1国立病院機構久里浜医療センター臨床研究部
キーワード:
飲酒
,
肝障害
,
ALDH2
,
癌
,
AUDIT
Keyword:
飲酒
,
肝障害
,
ALDH2
,
癌
,
AUDIT
pp.251-255
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000061
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1 医療関係者は飲酒量に安全な適量はないことを前提に診療すべきである.
2 習慣飲酒者では,肝臓・膵臓・心疾患・代謝障害・癌など全身にわたる合併症が起こり得る.特に少量飲酒で赤くなる体質と食道・頭頸部癌の関連は強い.
3 アルコール使用障害の有無を評価し,結果によっては減酒指導や断酒のための精神科医との連携を検討することが大切である.
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