研究と報告
特別養護老人ホームにおける看護婦と寮母の業務領域と看護職への提言
松尾 光恵
1
1佐賀県立衛生専門学院
pp.783-786
発行日 1989年8月1日
Published Date 1989/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922338
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はじめに
当学院では1987年度から老人看護の一環として特別養護老人ホーム(以下,特養と略す)実習を開始した.引率時,特養の中での寮母の役割が病院における看護婦と同じように感じられた.そして特養における看護婦の役割はどんなものなのだろうかと疑問に感じた.このような中,1988年3月,今まで無資格だった寮母などに対して介護福祉士の受験資格が与えられ,国家試験が行なわれた.
そこで寮母が行なう介護と看護婦が行なう看護と,どこが同じでどこが違うのかを考えることは,今後特養における看護の役割を確立する上で,また,より良いサービスをする上で必要なことと考え,1日実習を行なった.ここに示唆を得たので報告する.
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