特集 介護を担う隣人たち
看護と介護の現場から
「特別養護老人ホームから」
上野 米子
1
1ひまわり会特別養護老人ホーム・「緑陽苑」生活援助課
pp.1000-1002
発行日 1993年11月1日
Published Date 1993/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904396
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はじめに
緑陽苑は,1989年10月に事業を開始した定員70名の特別養護老人ホーム(以下,特養)と,4つの在宅福祉事業(デイサービス・ショートステイ・入浴サービス・在宅介護支援センター)を併せ持っている高齢者福祉施設である.
事業発足からの3年半は,職員の立場でいうなら,事業理念や運営方針などを,全職員間で共通の理解を持つのに必要な時間であった.事業方針などで個別援助の重要性を掲げても,具体的実践まではいかなかったものが,今では全体的援助実践を基本としつつも居住者1人ひとりにも視点を向ける余裕が出てきた.
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