連載 在宅生活を豊かにするシーティング技術・第5回
特別養護老人ホームのシーティング
美谷島 直行
1
1特別養護老人ホームアンミッコ
pp.620-623
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200930
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はじめに
2018年の介護報酬の改定に伴い,特別養護老人ホーム(以下,特養)においても入居者の動作・活動の自立支援や褥瘡や栄養リスクへの予防に力を入れることを求められるようになった1)。また,2017年の診療報酬の疑義解釈資料より,シーティングが明記され,加算がとれるようになり,退院後や在宅生活を経て特養へ入居されても変わらずにシーティングが実施できることが求められている2)。限られた人員や資源でこれらを達成するには,対象者の機能・能力を引き出し,維持していくための生活環境を調整していく必要があり,その中でシーティングが果たす役割は大きいと考えられる。ここでは施設のシーティングの取り組みとシーティング事例について紹介する。
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