特集 再び外来へ—看護の継続性を支えるもの
施設内継続看護について考える—24時間持続輸液中の患者との関わり
内田 由美子
1
,
森本 幸子
1
,
若林 みゑ子
2
,
飯田 裕子
3
1虎の門病院内科外来
2虎の門病院外来
3虎の門病院病棟
pp.866-869
発行日 1988年9月1日
Published Date 1988/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922080
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医療の進歩,発展に伴い従来では長期の入院治療を必要とした患者が短期間で退院し,複雑な問題を抱えながらも外来で治療を継続するというケースが増加している.この様なケースに対して病棟ナースは患者の個別性を的確にとらえ実際的な退院指導を行ない,確実に外来ナースへ引き継ぐ必要がある.外来ナースは引き継ぎ事項を正確に実施しつつ,患者との信頼関係を速やかに築き,さらに看護を発展させていかなければならない.
退院直後,「病棟ナースは退院したら冷たい,外来ナースには分かってもらえない」と感じた患者とのかかわりを通して,ナースの連携,患者とナースの信頼関係について考察した.
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