とびら
「関わり」の中で
北谷 正浩
1
1公立羽咋病院リハビリテーション科
pp.1
発行日 1999年1月15日
Published Date 1999/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105215
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以前,私の子どもの誕生日に,突然父が,両親のどちらかが寝たきりになったらどうするか,という話をしたことがある.現在,幸いにも両親はともに健康であるが,その時,私の父が言ったことは,「自分自身がされたくないことを他人にするな.その姿を,子ども達はみているんだ.」と,仕事柄,非常に印象に残る話をしてくれた覚えがある.核家族化が進んで,家族関係という中でも「関わり」が少なくなっている現代社会には,あまり面白みがない話かもしれないが,親と子どもという家族関係は,今も昔も変わるものではないと思うのだが,いかがだろうか.
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