特集 見える!わかる!できる!プライマリ・ケア手技/処置
【在宅診療の基本手技・処置】
持続皮下注射・持続皮下輸液
遠藤 光洋
1
1そら内科クリニック
キーワード:
皮下輸液の禁忌
,
皮下輸液の適応
,
急速輸液
Keyword:
皮下輸液の禁忌
,
皮下輸液の適応
,
急速輸液
pp.436-437
発行日 2014年5月15日
Published Date 2014/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103211
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在宅診療においては,感染症のための抗生物質投与や,脱水の補正や鎮痛などのために輸液・点滴を必要とする場面が少なくない.
在宅診療においても,末梢静脈から点滴をすることが基本的なやり方である.しかし,輸液量が多く,輸液に時間がかかる場合や,経口摂取が難しいために輸液を連日行わざるを得ない場合などは,静脈投与の場合,終了に際しへパフラッシュなどの手技を家族に頼まざるを得ない場合や,患者がせん妄を起こすことなどの理由からルートを抜去してしまうなどの事態が起こるリスクがある.さらに,高度な脱水をきたし頻回に点滴投与が必要な患者や,末期がん患者で浮腫が著明な場合などは,末梢ルートの確保自体が困難であることも珍しくない.
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