連載 医のなかの想い—ドクター“のぞみ”の院内日誌・17
4年半のレスピレーター[前編]
小笠原 望
1
1高松赤十字病院第1内科
pp.510-511
発行日 1988年5月1日
Published Date 1988/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921996
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高松でも有名なうどん屋さんの「山田家」もこんな遅い時間には客もまばらであった.
4年6か月を人工呼吸器で生きた川村さんのお通夜の帰りのことである、7人の看護婦さんと私は,カルテをまとめると高さ20cmを越す川村さんの入院中の色々なドラマをこの店で話していた.外は高松では珍しい激しい雨の夜だった.
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