Japanese
English
特集 術後呼吸障害とその管理
レスピレーターの使用法とその注意
Management and caution of patient on respirator
塩沢 茂
1
Shigeru SHIOZAWA
1
1東北大学医学部集中治療部
pp.509-514
発行日 1978年4月20日
Published Date 1978/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206930
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
術後の呼吸管理の中でレスピレーターによる人工呼吸は最も重要であり,最近その頻度は増加の傾向にある.表1は東北大学ICUにおける1968年より1976年までの9年間のレスピレーターによる人工呼吸実施症例の成績を示している.その実施率は年々増加の傾向にあるが,その死亡率は年々減少しつつある.
最近の人工呼吸の成績の向上は機械,器具の改善もさることながら,患者管理の進歩によるところが多いと考えられる。以下これらの臨床経験1,2)を基にして,レスピレーターの使用法とその使用上の注意点について述べることにする.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.