特集 ザ・パートナーシップ—院内のよりよい連携のために
ワークショップの仲間たち—医学生が看護婦から学ぶこと/お互いを知る重要性
大戸 寛美
1
1横浜市立大学医学部
pp.989-993
発行日 1987年10月1日
Published Date 1987/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921831
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ワークショップの概要
昨年2月より,横浜市立大学医学部付属病院の中で,“全人的医療のためのワークショップ”が催されるようになりました.これはターミナルケア,安楽死,社会と医療とのかかわり等について,学生と医療スタッフおよびその他の関心のある方が集まって,種々の体験学習を行なっているものです.学生が,医療者となるに当たって,目を向けてじっくり考えておくこと,あるいは気づいていることが必要であるのに,日々の医学知識吸収のための勉強の中で,なかなか取り組めないでいることがらを,ワークショップの場で学ばさせていただいています.
ワークショップには,医師,看護婦,理学療法士,心理検査士,メディカルソーシャルワーカー,患者の家族,医学生,看護学生等,病院内外の様々な立場の方々が,毎回30人前後参加しています.1回当たり3-4時間の短い時間ですが,想像演習やロールプレイ(役割演技),ディスカッショントレーニング等,体を動かしながら,いろいろな体験学習をしています.
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