検査報告拝見 骨髄穿刺検査
聖路加国際病院
寺田 秀夫
1
,
新倉 春男
1
,
佐々木 良子
1
,
斉藤 昭子
1
,
渡部 美和子
1
,
中野 早苗
1
,
内田 裕子
1
,
村上 祐子
1
,
村瀬 努
1
,
笹林 ひろみ
1
,
中丸 智子
1
,
荻原 淳子
1
,
佐谷 良子
1
,
中田 真紀子
1
,
須長 美貴
1
1昭和大学藤が丘病院内科
pp.998-999
発行日 1990年6月1日
Published Date 1990/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900300
- 有料閲覧
- 文献概要
最初の注意
骨髄穿刺検査に当たった技師は,まず次の諸点について注意している.①採取状況:困難・普通・容易,②細胞密度:弱拡大観察する.低形成・普通・過形成,脂肪の有無など,③顆粒球系・赤芽球系の状況:豊富・普通・減少,④細網細胞や形質細胞の増加や形態異常の有無,⑤巨核球系の成熟状態および数,⑥血小板生成能:減少・普通・増加,⑦腫瘍細胞・芽球:大きさ(大型・普通・小型),アウエル小体・空胞・封入体の有無,⑧特殊染色:ミエロペルオキシダーゼ(MPO),エステラーゼ,PAS,アルカリ性ホスファターゼ,酸性ホスファターゼなど,⑨染色体,⑩組織標本,⑪その他印象.
500個の細胞(技師200個,主治医100個,血液専門医200個)を観察し,血液専門医がすべての結果を総合してコメントし,報告する.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.