特集 AIDSを学ぶ,AIDSに学ぶ
AIDS Q&A
植松 完尹
1
,
三浦 美江子
2
,
根岸 昌功
3
,
町田 満
4
1東京都立駒込病院感染症外来
2東京都立駒込病院看護科
3東京都立駒込病院感染症科
4東京都立駒込病院医事課
pp.674-680
発行日 1987年7月1日
Published Date 1987/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921761
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これまで対岸の火事だと思われていたAIDS(後天性免疫不全症候群)がわが国を騒がすようになったのは,ほんのここ半年位のことである.昨年末の“松本のジャパユキさん事件”を前触れとして,年が明け,神戸で女性のAIDS患者が死亡したことが報じられるや,その波紋はあっという間に日本中に広がっていった.それは一種のパニックの様相さえ呈していたといえるかもしれない.
本誌51巻5号「JJN Scope」でも紹介されたように,当院では他院に先駆けて比較的早い時期からAIDSへの取り組みが進められていた.
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