今月の主題 内科疾患患者の生活指導
感染症
AIDS
根岸 昌功
1
1都立駒込病院感染症科
pp.309-311
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901985
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●AIDSはHIV感染症の終末像であり,予後は絶対的に不良である.
●したがって,病状と治療内容の説明を正確に行い,治療への協力を得るとともに,患者の心理状態を考慮しつつ,今後の見通しについても教えておかなければならない.
●患者には精神神経症状が発現することもあるので,心療内科,精神科とも連携をとる.またカウンセリングの導入も必要である.
●退院に際してはHIVの感染経路を正しく説明し,他者への感染を防止するとともに,できるだけ希望をもって生活するよう指導する.
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