特集 患者になって気づく—看護婦が看護される時
今だから語れる私の財産
星野 素子
1
1藤沢市民病院
pp.564-567
発行日 1987年6月1日
Published Date 1987/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921736
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勤務してから5年ほど経ったとき(昭和50年),私は腰痛を感じるようになりました.初めは疲労が重なった時に痛む程度でしたが,1年2年と過ぎるにつれ痛みの強さも時間も次第に増し,終日そして就寝中にも下肢の鈍痛に睡眠を妨げられるようになりました.いつまでも治らない痛みだと不愉快に思いながらも,手術をするほどの状態だとはつゆほども疑わず,毎晩鎮痛剤や睡眠剤で痛みをごまかすと翌朝はすっきり出勤していたのです.
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