プリズム
健康科学に看護が果たす役割
加藤 和子
1
1日本看護協会看護研修学校
pp.337
発行日 1987年4月1日
Published Date 1987/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921686
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1978年のアルマ・アタ宣言において,西暦2000年までに「社会的,経済的に生産的な生活をおくることのできる健康水準を達成する」という,人間の「幸」,「生きがい」,「希望」等を持ち続ける中で,生活に立脚した健康観がうたわれ,社会の高齢化や,医療費の高騰、健康に関するマスメディアの発達などから,健康科学に対する関心が急速に高まってきた.
しかし,この「健康科学」という概念は現在,定義が必ずしも明確でない.そのため,健康科学とはどういうことかを各々がしっかり見極めておかないと,かえって誤った健康観をもつことになってしまう.
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