グラフ
入院時から退院指導を始める—家族とともに脳卒中のリハビリテーションをすすめる
松元 イソ子
1
,
岩下 守
,
本誌
1鹿児島大学医学部付属霧島分院
pp.498-503
発行日 1986年5月1日
Published Date 1986/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921399
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暖かい南国の地・鹿児島.温暖ゆえに脳卒中患者は少ないと思われがちだが,塩分の多い食物をとる傾向があるためか,脳卒中患者は少なくない.
リハビリテーションを目的に入院した脳卒中患者は,全員が社会復帰できるようにと,看護側としては考え援助していく(70%の自宅復帰率).そのため,入院した時点から退院指導を考えた看護プログラムを設定する.具体的には,入院時に,患者と家族にどのレベルまで良くなりたいかを聞き,その患者独自のプログラムを安める.
入院中,いくら医療側の援助によって,リハビリテーシヨン訓練が進められ自立度が高まったとしても,家庭に帰ってからの介護力がなければすぐ元の状熊に戻ってしまう.
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