特集 退院時の産褥指導
座談会
退院時の産褥指導をめぐって
島田 信宏
1
,
藤原 みゆき
2
,
関根 はつみ
3
,
坪田 満子
4
,
白岩 初子
5
,
村上 睦子
6
1北里大学産科
2東京大学病院
3埼玉県開業
4北里大学病院
5東邦大学病院
6日赤医療センター
pp.22-31
発行日 1972年12月1日
Published Date 1972/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204449
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陰部の消毒とその指導
島田 最近,近代産科学というようなことばがありますが,母性保健的関する医学というのはひじょう的進歩して,分娩の様式あるいは考え方といったものが,20〜30年以前とはずいぶん変わってきているわけです。生活様式も,お産をする年代の若い人たちの間では,第二次世界大戦以前と以後とでは,ずいぶんと違ってきている。したがって,産後の褥婦の生活的対しても新しい世代の生活様式に見合った指導がなされなくてはいけないと思います。
また,褥婦自身がそういう生活に親しんでいかなくちゃいけないということで,わたしたちの産褥生活への指導の意義というのが,ひじょうに重要になってくると思います。そこで産褥生活の近代化というところ的話題を集中させて,これからお話を伺いたいと思います。
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