PROFILE
—糸永 幸子—院内ターミナル学習会の世話役—「末期患者に対する基本姿勢ができていませんでした」
吉
pp.473
発行日 1986年4月1日
Published Date 1986/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921392
- 有料閲覧
- 文献概要
長い間,筋ジス児や重心児の看護に携わってきたが,福岡東病院の一般外科病棟で初めて多くの癌患者と出会った.外科病棟だから,もちろん手術対象の患者が入院しているのだが,試験開復だけに終わってしまう患者も少なからずいた.
術後の経過が悪い患者や再入院の患者も多かったが,そのような患者から教えられることは多くあった.苦痛にあえいでいるような時でも‘私たちが病室に入って行くと,笑顔を見せてくれるんです’全身痛みがあると思われる患者でも,マッサージをすると‘いい気持ち,ありがとうと言ってくれるんです’
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.