病む人々へのカウンセリング・12
カウンセラーはクライエントの責任を引き受けてはならない—カウンセラーに求められる基本的態度③
白井 幸子
1
1国立療養所多磨全生園
pp.102-105
発行日 1986年1月1日
Published Date 1986/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921309
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自分の抱えている問題を解決するにあたり,最終的にどのような選択をし,どのような行動を起こすかを決定するのはクライエント自身であって,カウンセラーではありません.カウンセラーは,クライエント自身が負うべき責任を代わって引き受けてはなりません.これがカウンセラーに求められる3つ目の大切な原則であり,基本的態度です.
ここで‘責任’という言葉の意味を考えてみたいと思います.
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