癌と駆けっこ・1
手術までのこと
刑部 慶子
pp.84-87
発行日 1986年1月1日
Published Date 1986/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921304
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〈編集室から〉 この連載の筆者,刑部慶子さんは去る11月9日,入院先の日大板橋病院で逝去されました.あけぼの会のワット隆子さんから刑部さんを紹介され,初めてお目にかかったのが6月.素人目には3年にもわたって癌と闘い続けている人とは思えないほどの元気さと明るさにびっくりしました.しかし,それも後からうかがうと,主治医と,医師である夫・光太郎氏の最新医学の粋を集めた必死の延命努力のもとにかろうじて保たれていた,ぎりぎりの均衡状態だったようです.そのような中で,180枚の原稿をわずか3か月ほどで書き上げてくれたのでした.今は亡き刑部慶子さんのご冥福を心からお祈りいたします.
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