ワットさんのNEW YORK REPORT BETH ISRAEL MEDICAL CENTERを訪ねて・1
にわか仕込みリポーター,ニューヨークへ飛ぶ—アメリカのナースはあり余るイニシアテイブを持って看護婦している
ワット 隆子
1
1あけぼの会
pp.79-83
発行日 1986年1月1日
Published Date 1986/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921303
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1985年夏,私はかつて5年間住んでいたニューヨークを訪れた.その5年とは,1971年から76年までのことなので,もはや遠い昔の日々になってしまっているのだが,なぜかニューヨークという町は私の中で絶えることなく鼓動を続けていて,少しも色褪(あ)せていかない.何とも不思議な町だ.
その町に,私の12年来の友,聖子さん(Mrs. Seiko Newman)が住んでいる.彼女のハズバンド(Dr, Robert Newman)はニューヨークのベス・イスラエル病院の院長さんだ.たまたまそのことを本誌の編集子に話すと,「アメリカのナースに直撃インタビューしてみては?」という話に進展,そこで仕事好きで働き者の私は,“渡りに舟”とばかりにこの話に乗ってしまったのである.
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