グラフ
「気長に病気と付き合う法」教えます。—チームで慢性疾患患者管理に取り組む神奈川みなみ医療生協・衣笠診療所
岩下 守
1
,
本誌
1衣笠診療所
pp.376-381
発行日 1984年4月1日
Published Date 1984/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920740
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ある冬の日,澄みわたった空からやわらかな日射しが注ぐなかを,思い思いの運動着に身を包んだ女性たちが足早に歩いていく.男性1人を含む4人のグループが,50mほど遅れてそれにつづいている.先ほど軽いジョギングでカメラの前を通りすぎていった女性は,すでに公園の角を曲がって,なだらかな上り坂にさしかかったところだ.チェックポイントになっているその角には,トレーナーの佐々木さんが先回りして待ち構えている.この運動療法に初めて参加した人の脈をとり,ペースの指示を出すためである.周囲750mの衣笠運動公園の回りを3周する.1周,2周と回るうちに,みんなの額にうっすらと汗がにじんでくる.
これは衣笠診療所(所長・梅本牧夫)が行っている運動療法教室のひとコマである.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.