行動医学(最終回)・12
チーム医療におけるカンファレンスの重要性
篠田 知璋
1
1聖路加国際病院内科
pp.449-452
発行日 1984年4月1日
Published Date 1984/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920753
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前号で述べたように,行動医学的アプローチの実践にはチーム医療が不可欠であるが,チーム医療を行うに当たって,各専門職のチームメンバーによる密な協議が必要なことも当然である.行動医学的アプローチには,何度も繰り返すように多面的な知識,すなわち専門性が加われば加わるほど,そのチーム医療の内容は濃くなる.
したがって,医師・ナース・看護学生・ケースワーカー・心理士・栄養士,時には家族や患者を参画させて協議を行う習慣がつけられることが必要である.そこで今回は,まずカンファレンスの状況,そしてカンファレンスの上手な進め方,技法などについて述べる.
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