訪問看護 私たちの実践レポート・1
多くの医療処置を必要とする癌末期患者の訪問看護
荻野 文
1
,
恩田 郁代
1
1聖路加国際病院公衆衛生看護部
pp.81-84
発行日 1984年1月1日
Published Date 1984/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920677
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聖路加病院公衆衛生看護部では,大正末期より訪問看護活動を実施しており,その時代の変化に応じ,対象者や援助内容にも変遷がうかがえる.
現在の活動状況は,新生児,褥婦の訪問指導を含めて年間約900件で,うち病人の訪問は250件となっている.疾患別の実数と延数は表1に示すとおりで,脳血管疾患がトップを示している.年齢も60代をピークに高齢者がほとんどである.とくに最近では多くの医療処置を必要とする患者がふえ,訪問回数も頻回に行わねばならない状況になっている.
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