学生の広場
精神科実習におけるレクリエーション活動の意義
下村 幸子
1
,
五十嵐 弘美
1
,
小笠原 由希子
1
,
北原 圭子
1
,
栗田 淑恵
1
,
佐藤 玲子
1
,
中里 友子
1
,
手塚 郁予
1
,
藤明 朱美
1
1国立病院医療センター付属看護学校
pp.74-79
発行日 1984年1月1日
Published Date 1984/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920676
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はじめに
私たち8名は,1983年4月21日から5月13日までの約3週間,当医療センター精神科病棟で実習を行った.総合病院のこの精神科病棟は16階建ての6階にあり,患者定員は38名(男18,女20),閉鎖病棟である.私たちはそれぞれ1人の分裂病患者を受け持って患者の状態に合わせた援助を学ぶと同時に,集団に働きかけるレクリエーションの実際を学ぶことが課題とされていた.初めは緊張していた私たちであったが,次第に病棟の雰囲気にとけ込み,2週目に‘鯉のぼり’の作製,続いて3週目にカルタ大会’を企画した.異なった2つの素材で2回行った“レクリエーションを介しての働きかけ”について報告したい.
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