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いまの学生にはより多くの体験が必要です
松田 明子
1
1産業医科大学医療技術短期大学
pp.657
発行日 1986年10月25日
Published Date 1986/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908282
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松田先生は現在の看護教育について‘新人類といわれている若い世代の学生と患者とのギャップがますます開いており,生活感覚の乏しい学生たちをどう教育し,患者とのギャップをどう埋めていくかが課題です.そのためには,学生に単なる知識だけではなく,できるだけ多くの体験をさせ,よい看護ができると同時によい社会人に育てることが必要’であると,幅広い視野からの教育に取り組んでいる.
具体的な教育内容も,実習の中に産業看護がどのように行われているか,患者がどのような問題を持って病院にくるのか,他の医療スタッフがどのような課題を持ち仕事をしているのかなど学生が身をもって体験できるようなユニークな学習方法を取り入れており‘知識や技術はもちろん,自分の考え方も確実に身につけ社会的視野を持った看護婦の養成’に大きな効果をあげている.
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