特集 援助のなかの“ずれ”
主役はどちら?—精神科における日常看護場面を振り返って
西岡 那美
1
,
堂知 洋子
1
1三重県立高茶屋病院看護部
pp.37-40
発行日 1984年1月1日
Published Date 1984/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920668
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私たちは,毎日仕事に追われている.自分への振り返りも少ないままに,なんらかの看護行為を次から次へと患者さんに行っている.ある時,フッと‘これでいいのかな’と気にかかる場面に出くわすことがある.一見,何気ない当然の看護行為のなかに何が含まれているのか,与えていけないものまで付加して与えてしまったり,また見忘れているものがありそうである.精神科における日常看護場面のいくつかを例に挙げて,援助のなかの“ずれ”について考えてみたいと思う.
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