プロフィル
〈広瀬信子〉看護教師から大学一年生へ—「自由な強制されない勉強がこれほど楽しいとは」
吉
pp.1185
発行日 1983年10月1日
Published Date 1983/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919978
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立教大学法学部が、いったん社会に出て社会経験を積んだ社会人に「社会人入学」という特別枠を設けて大学を一般の人に公開したのは五年前。今年の春には社会人学生の第一期生が卒業した。一期生にペプロウの『人間関係の看護論』などを訳した看護婦の稲田八重子氏がいるが、看護婦には社会に出ても勉学の意気に燃えている人が多い。すでに何人かの看護婦が法学部で学んでいる。今年度の新入生は二六名。その中の一人として大学の門をくぐった。
看護学校卒業後、長岡赤十字病院の手術室で働いていたが、「仕事自体は面白かったのですが、やはり医者の手伝いの部分が多く、看護婦が主体的にできる仕事は何だろうと考えていました。仕事をしていて物足りなかったんです」 ちょうどそのころ、看護協会の一年コースの研修学校の募集があった。
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