プロフィル
〈石井清美〉インドシナ難民の看護ボランティア—「自分の人生を倍生きてこれたような感じがしました」
吉
pp.1065
発行日 1983年9月1日
Published Date 1983/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919953
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学生時代に、テレビでアフリカの難民のニュースを見て以来「困っている人を助けたい」という思いがずっと心の中に生き続いていた。英語はもともと好きだったし、外に出てみたいという気もあり、大学病院で働いた後、青年海外協力隊に看護婦として応募し、アフリカのマラウイへ渡った。
日本の看護婦がマラウイで働くのは初めてだったので、現地の病院で働くにしても半年ほどはゴタゴタしてしまった。旧宗主国が英国のため病院での言葉は英語。英語があまりうまくない日本人は「英語ができないで仕事などできるのかとバカにされてしまったんです」そんな苦労を重ねながらも一所懸命現地の人の中にとけ込んで働いたのが評価されたのか、二次隊からは看護婦の数が増えていった。
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