グラフ
開業医院だからできるきめの細かい看護をしたい—鹿児島市・猪鹿倉クリニックでの看護
岩崎 フジ子
1
,
岩下 守
,
本誌
1猪鹿倉クリニック
pp.16-21
発行日 1983年1月1日
Published Date 1983/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919751
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鹿児島県の表玄関西鹿児島駅からバスに20分ほど乗ると,鹿児島市中で働く人たちのベッドタウンとして開発された武岡という新興住宅地がある.その住宅地の真ん中あたりに内科と神経内科を専門にした開業医院・猪鹿倉クリニック(院長・猪鹿倉武)がある.48時間入院を原則としたベッド(19床)はあるが,外来を中心とした,医師は院長1人のごく普通の開業医院である.
しかし,この小さなクリニックに,看護部門で正看7名(1名研修中),准看5名,助手1名の人たちが働いている.無資格者の看護助手に白衣を着せ,キャップを付け,看護婦のように働かせている開業医院が多い現実を考えると,正看7名という数に,このクリニックの基本姿勢を見る思いがする.
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