看護ミニ事典
liaison psychiatry/消化器内視鏡技師
清水 洋一
1
1日本医科大学精神医学教室
pp.1349-1350
発行日 1981年12月1日
Published Date 1981/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919411
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liaison psychiatryとは
liaisonとは連結あるいは連携の意味で,liaison psychiatryとは精神科医が積極的に活動することによって,一般身体医学と精神医学とを密接に結びつけることである.すなわち,医学が専門化するにつれて,とかく患者の身体面にのみ治療スタッフの目が向けられがちであるが,一般診療科の患者の精神状態にも注目し,精神面からも治療や看護のアプローチを行ってゆこうというのがliaison psychiatryの目的である.Consultation-Liaison Psychiatryと呼ばれることもある.これまでのように,単に,一般診療科で精神症状を呈したために精神科に相談(consultation)された患者のみを対象とするのでなく,精神科医が自ら一般診療科に介入してゆき,患者の精神状態を重視する立場に立って患者と治療スタッフの仲介者的役割を果たすために日常的に活動することである.
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