ベッドサイドの看護
人工股関節置換術施行患者のリハビリテーション看護
山名 泰子
1
,
田村 悦子
1
,
中島 恵子
1
,
斎藤 トミヨ
1
1岩手医科大学付属病院整形外科病棟
pp.66-70
発行日 1981年1月1日
Published Date 1981/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919141
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
高齢者の非感染性疾患を対象とし,可動性・支持性・無痛性など関節機能の回復を目的として,人工股関節置換術が導入されて以来,既に10数年を経過し,すぐれた成績をあげている.反面,感染,骨とセメントとの間のゆるみ,術後の不良肢位による脱臼・骨折などの合併症も報告され,種々の問題が提起されている.
人工股関節置換術の場合,術後の不良肢位により脱臼の危険性があり,また,起立荷重の時期的問題など,術後のリハビリテーションの良否が術後看護上重要な位置を占めると考える,今回,術後の運動に対して不安の大きかった患者が,松葉杖歩行可能になるまでの人工股関節置換術後のリハビリテーション看護について検討したので,ここに報告する.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.