特集 病児と遊び
入院幼児の遊びの実際
小島 恭子
1
,
伊藤 安子
1
,
小川 佳代
1
,
沼倉 照枝
1
1北里大学医学部付属病院幼児病棟
pp.1271-1278
発行日 1980年12月1日
Published Date 1980/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919110
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はじめに
こどもの成長,発達にとり,遊びの経験は極めて重要である.当院の小児病棟(乳児,幼児,学童の3病棟)では,なんらかの疾病をもって入院してきた病児ひとりひとりを,その安静度や行動範囲,治療の特殊性などに応じて,存分に遊ばせるという考え方のもとに日々看護に当たっている.今回は当院の幼児病棟を取り上げ,遊びの実際を報告する.
以下,まず2事例を紹介し,年間行事のなかの‘夏祭り’について述べ,病児の遊びについての若干の考察を加える.
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